20代はずっと仕事中心だった。恋愛は「今じゃない」と思っていた
20代はずっと仕事中心だった。
営業職でバリバリ…というより、とにかく毎日が必死で、
がむしゃらに働いていたら、気づけば年齢も年収もそれなりになっていた。
恋愛はしていなかったわけじゃないけど、いつもどこか片手間だった。
誘われて食事に行くこともあったし、いいなと思う人がいなかったわけでもない。
でも、忙しさにかまけて向き合いきれず、自然とフェードアウト…そんな関係ばかりだった気がする。
「今は恋愛より仕事を頑張る時期」
そんなふうに思い込んでたし、思い込むことで気持ちを整理してた。
30を過ぎて初めて、「誰かと一緒にいたい」と思った
31歳になった今、忙しさは相変わらずだけど、
仕事にもポジションにも慣れてきて、心の余裕みたいなものは少しだけできてきた。
そんなとき、ふと感じる瞬間がある。
周りの友人は結婚して、話題は家族のことや子どもの成長のことばかり。
LINEのレスも遅くなって、休日の予定もなかなか合わない。
“寂しい”とはちょっと違う。でも、
**「このままずっと一人でいるのかな」**と思うことが増えてきた。
恋愛がしたいというより、
**「そろそろパートナーを見つけたほうがいいのかもしれない」**という気持ち。
焦ってるわけじゃないけど、ちょっとした違和感が、じわじわと心に残るようになっていた。
実際に会ってみた男性たち:いろんな意味で“ピンとこない”
「彼氏を作ろう」と思って、友達に紹介してもらったり、マッチングアプリを使ってみたり。
久しぶりに恋愛に前向きな気持ちで人と会った。
でも、何人かと会ってみて思ったのは、
どの人も悪い人じゃないのに、どこか噛み合わない感覚だった。
● 友達の紹介で会った「いい人なんだけど、実年齢より幼い」彼
→ 年上で穏やかな性格。でも、少し拗ねたり、甘えてきたり…正直、頼りたいとは思えなかった。
● アプリで出会った「スペックはいいけど“話が浅い”」男性
→ 年収も安定、話も明るい。でも会話が浅くて、深く話す前に気持ちが冷めてしまった。
● 初対面で「同棲したらどうなるかな」と話し出す“気が早すぎる人”
→ こっちはまだ相手を知ろうとしてる段階なのに、将来の話を語られて引いてしまった。
どの人も“悪い人”ではない。でも、
「この人と一緒にいたい」と心から思える瞬間は、一度もなかった。
なぜか好かれるのは、いつも“頼ってくるタイプ”ばかり
振り返ると、なぜか私に好意を持ってくれるのは、
「甘えたい」「頼りたい」と思ってるタイプが多かった気がする。
仕事の悩みを相談されて、話を聞いていたらいつの間にか恋愛対象に見られてたり。
最初は「信頼されてるのかな」と思っていたけれど、
気づくと、自分ばかりが支える側になっている関係ばかりだった。
● なんでも「どう思う?」と聞いてくる人
→ 相談されてるうちはいいけど、こっちが迷ったときに支えてくれるわけじゃない。
対等じゃないな、と感じてしまった。
● 「しっかりしてるから頼っちゃう」と言われること
→ たしかに私はある程度自立している。でも、それって頼られてばかりで良い関係なのか?
たまには私だって弱音を吐きたいし、「大丈夫?」って聞かれたい時もある。
私が求めているのは、対等で心地いい関係
年収やキャリアがあるからって、
上に立ちたいわけでも、支える側になりたいわけでもない。
ただ、ちゃんと気持ちが通じる相手と、同じ目線で向き合いたい。
お互いに支え合える関係が、理想だと思ってる。
でも、そういう人とはなかなか出会えない。
仕事を頑張ってきたことは誇りだけど、それがハードルになる瞬間も多い。
「ちょっと難しいかも」──現実を知っただけ
今の自分を、特別すごいとは思っていない。
自分が有能だとも、高収入だと誇りたいわけでもない。
でも、現実として──女性の中では高年収の部類に入るということ。
それが理由で、相手選びが少し難しくなっているのかもしれない。これが現実だって実感している今日この頃です。