恋愛

恋愛はもう疲れた…と思いながら、気づけば38歳になっていた話

女性と話すのが苦手なわけじゃない

38歳、都内の営業職。
普段から女性と接する機会もあるし、会話もそれなりにできる。
仕事を通じて仲良くなった人と、たまに食事に行くこともある。
正直、「モテる」とまでは言わないけど、恋愛できないタイプではないと思っている。

ただ、ふと気づけば、もう4年くらい恋愛らしい恋愛をしていない。


きっかけは、長く付き合っていた彼女との別れ

4年前、30代前半の頃に付き合っていた彼女と別れた。
当時は結婚も少し意識していて、将来の話もしていたけれど、
お互いの価値観やタイミングが噛み合わなくなっていった。

別れた当初は、「またそのうち誰かと自然に出会えるだろう」と思っていた。
焦っていたわけでもないし、無理に恋愛しようとも思っていなかった。

でも、そこから徐々に──
恋愛って、正直ちょっと面倒かもしれないと思い始めた。


恋愛って、こんなにしんどかったっけ?

新しく人と知り合って、
LINEのやりとりをして、
タイミングを見て誘って、
相手のテンションを気にしながら会話を合わせる──

そういうプロセスが、昔よりずっと疲れるようになっていた。
特に仕事終わりや週末、少ない自由時間を削って誰かと会う気になれない。

「何食べたい?」「どこ行きたい?」
そんなやりとりすら、億劫に感じてしまう。


誰でもいいわけじゃない、が足を止めていた

もちろん、誰かと一緒にいたい気持ちはある。
恋愛を完全に諦めたわけじゃない。
でも、**「誰でもいいわけじゃない」**という気持ちが、さらにブレーキになっていた。

少し会話が噛み合わないと「違うかも」と感じてしまったり、
一度違和感を覚えると、そこから深く知ろうという気になれなかった。

正直、またゼロから信頼を築いていく気力が、残っていなかった。


仕事に集中していたら、恋愛を置き去りにしていた

気づけば、仕事ばかりしていた。
営業という仕事は、数字に追われるし、クライアントとの関係づくりにも時間がかかる。
「今は恋愛より仕事」──そんな言い訳をしているうちに、年齢だけが進んでいた。

別に、独りが嫌いなわけじゃない。
でも、誰かと過ごす時間の温かさを思い出す瞬間はある。


最近になって、ちょっとだけ変わってきた

ここ数ヶ月、まわりの変化に気づいた。

  • 同世代の同僚が「久々に恋人できた」と言っていた

  • SNSでは「マッチングアプリで会えた」みたいな投稿をよく見る

  • 友人が「40手前で恋愛してみてよかった」と笑っていた

自分だけが止まっているような気がして、
どこかで、**「このままでいいのか?」**という気持ちが芽生えた。


恋愛が疲れるのは、自分を守ってきた証かもしれない

思い返せば、恋愛を避けていたのは、
「どうせまた疲れるだけ」「期待しても意味ない」と思っていたからかもしれない。

でもそれって、
大事にしてたからこそ、傷つきたくなかったんだと思う。

もう一度、誰かとちゃんと向き合うには勇気がいるけど、
それでもどこかで、誰かと自然に笑える時間をもう一度持ちたいと思っている。


まとめ:恋愛しないまま年を重ねるのは、案外あっという間だった

  • モテないわけじゃない。でも恋愛に踏み出す気力がなかった

  • 面倒だと感じるようになったのは、心が疲れていたから

  • 誰でもいいわけじゃない、と思うほど、動けなくなっていた

  • 気づいたら38歳。少しだけ焦り、少しだけ期待している

恋愛はもう無理かも…と思っていたけれど、
今は、「少しずつでも、また誰かと向き合ってもいいかな」と思い始めている。

焦らず、無理せず、また一歩だけ踏み出してみようかな──そんな気持ちです。

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